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ＢＧＭ
騙された？カラオケ

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披露宴終了後に招待者が退席する中、新郎父はカラオケ（歌）、新婦母は太鼓を叩いて盛り上がってました・・・。

披露宴準備で、会場の担当者の方（以下、Tさん）と進行の段取りの話をしていたときのことです。当初、お食事会程度で、と考えていた私たちは、段取りなんて全く頭にない状態でした。

Tさん：「司会はどうしますか？どなたか候補はおられますか？」
私たち：「・・・特に決まっていません。」

Tさん：「もしよろしければ私の方で司会もすべてやりますが。」
私たち：「・・・料金はおいくらでしょうか？」

Tさん：「私の方でやる場合はお代は一切頂きません。ただし、BGMはすべて任せて頂きます。」
私たち：「・・・そうですか。」

正直、若干困惑しました。音楽は自分たちの好きなもので、しかも招待者の方たちがゆったりできるような曲を選びたいなあと思っていたので。

Tさん：「カラオケはどうしますか？」
私たち：「いえ、カラオケはいらないです。」

カラオケの騒がしい雰囲気はあまり好きではなかったので、きっぱりと断った（つもりだった）ものの、披露宴の雰囲気はどうなってしまうのだろう・・・と少し不安になりました。音楽は新郎新婦の趣味ではなく、招待者（ほとんど親戚なので年配が多い）に合わせるべきだというTさんの意見に、BGMも演歌とか流されたらちょっとイヤだなあ、などと思ったりもしました。

そして披露宴の当日。
会場に入ると、各テーブルにはカラオケの本が・・・。内心やられた！と思いました。

蓋を開けてみると、Tさんは司会をしながら自らカラオケを操作することでBGMを流し、さらには新婦の友人たちを捕まえて、その場で半ば強制的にコーラス隊を結成させ、結果的にカラオケを駆使した絶妙の演出で、招待者は大いに笑い、盛り上がりました。

友人たちも最初は戸惑っていたようだし、私も何だか申し訳ない気持ちでしたが、宴が進むにつれて皆楽しそうにコーラス隊をやってくれました。

この後、Tさんは司会とBGM（カラオケ）操作の他、太鼓の演出やエレキギターの余興も披露してくれたのでした。この大切な一日に、圧倒的なサービス精神で皆を楽しませてくれたTさん。脱帽＆感謝です。

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